地方創生の第一人者といわれている前武雄市長 樋渡啓祐氏の
市長在任時の実績はどのようなものでしょうか。

樋渡啓祐氏が市長であった2006年4月から2014年12月までの間の武雄市の状況についてまとめます。

「感情ではなく数字を基に経営すれば、成果は数字で表れる」1と樋渡啓祐氏も言われているので、地方創生の第一人者である氏が8年間も市政を行った武雄市では目に見える成果があがっているはずです。

武雄市の税収推移

まずは武雄市が発展したのか、税収から見てみたいと思います。とくに地方税収をみることで市が発展しているのかわかるはずです。

データ: 武雄市 普通会計決算カード データシート

地方税収については2007年度には市町村民税の税率改正があったため大幅に伸びていますが、以後減少傾向となっているようです。

人口1人あたりの税収については、リーマンショックの影響によるものか、2009年度および2010年度に落ち込みがみられますが堅実に推移しているようです。

人口推移

それでは、武雄市の人口推移をみて見ましょう。地方創生の第一人者である樋渡啓祐氏が8年間も市政を行ったので、増えているか少なくとも現象に歯止めがかかっているはずです。

データ: 武雄市 普通会計決算カード 武雄市 過去の人口推移[Excel] データシート

こちらも順調に右肩下がりです。2011年度から減少率が加速しているように見えます。2015年5月末には、49,996人と5万人の大台を切ってしまいました。 佐賀県内の他市町と比べても、平均程度の減少率でよくも悪くもないようです。

参考: 佐賀県:推計人口(月報・年報)
データシート: 市町村別人口の推移(昭和50年~平成26年)
推計人口のデータは人口動態に基づく予測値であり住基ベースの値とは異なります。

歳入の推移

先に見たとおり税収は増えていないのですが、市の歳入はどうでしょうか。見てみましょう。

データ: 武雄市 普通会計決算カード データシート

やりました!ついに右肩上がりですね。とくに2009年度から大きく増えています。でも、税収が増えた訳ではありません。なぜ増えたのでしょうか。

歳入総額は、国の経済対策等により国庫支出金や県支出金が大幅に増加したことや、病院事業会計の廃止に伴う清算経費の財源として基金からの繰入金が増加したことにより、前年度より34億2,766万円増の240億4,717万円となった。

平成21年度武雄市普通会計決算の概要

だそうです。国や県からのいわゆる補助金が経済対策として多く出るようになったためのようです。

歳入が増えればその分歳出も増え、公共事業により地元経済が潤い税収に反映されるはずですが、そのようなことはないようです。

地方債残高

樋渡啓祐氏は「市長就任時400億円の借金を5年間で100億円返した2と、よく発言されています。実際の数字を見てみましょう。

データ: 武雄市 普通会計決算カード、財政状況一覧、財政状況資料集 データシート

市長就任時400億円の借金」の根拠は、2005年度末時点での武雄市の一般会計における「地方債現在高」から「臨時財政対策債」を除いた約220億円と、水道事業、市民病院徐業等の公営企業会計等企業債 約189億円を合算した約409億円のことだと考えられます。

その推移をみてみると、2010年度末時点で約316億円と市長就任5年で約93億円の返済に成功しています。

しかし、上記数字には「臨時財政対策債」が含まれていません。「臨時財政対策債」については常に増加傾向にあり、2005年度末の約40億円から2013年度末には83億円と倍増しています。 約43億円ほど別の公債に付け替えることで、見た目の数字をごまかしているようです。

それでも8年間で約50億円の地方債を返済しているので、この部分については樋渡市政を評価すべきところでしょう。

将来にわたる実質的な財政負担

債務についてもう一つの指標として、「地方債現在高」および「債務負担行為額」を合算したものから「積立金現在高」を減算した「将来にわたる実質的な財政負担額」という指標があります。こちらの推移を示します。

データ: 武雄市 普通会計決算カード データシート

こちらも、2013年度末が若干増加傾向にあるものも、2005年度末の約186億円から2013年度末では約153億円と約33億円減らしています。

さらに、上記グラフに「公営企業会計等企業債」の数字を積み上げると下図のようになります。

職員数の推移

データ: 武雄市 普通会計決算カード データシート

債務を減らした一つの要因として、人件費の削減を行ったといわれています。武雄市では、上記グラフのように2005年度末 409人から2013年度末 341人と約17%の人員削減を行っています。

なお、この人員削減が原因であるか不明ですが、行政情報公開制度の運用において著しい遅延が発生するなど、行政サービスの低下がおこっています。

樋渡啓祐氏が行った施策の成否について

樋渡啓祐氏いわく「批判に耐えられないものは残らない」ということなので、素晴らしい氏の施策の数々は多く残っているはずです。

(近日中にまとめる予定です。

このサイトの記事一覧

このサイトは元々2015年1月に投開票が行われた佐賀県知事選において、樋渡啓祐氏についての情報を提供するために設けられたものでした。過去のページは以下よりご覧いただけます。

参考情報

政治姿勢・発言

樋渡啓祐自身が更新しているサイト

武雄市に関する情報

注釈